パーラーキング (西陣/ソフィア)
西陣の羽根モノが光り輝いていた時代に登場したあのオヤジが、思いもよらない形で帰って来たのを知った時、思わず喜んでしまいました☆
だって、あの「パチンコ大賞」の大当り中を思い出させてくれる姿が、セル板の下部に常にあるんですからw
で、これが大当りしてアタッカーが開放されると…
あの時のように$箱を持ち上げた姿が…(涙)
と、こんなユーモラスな見た目のクセに中身は中々。(爆)
1992年秋、ホールに登場と同時に、保連するわ、大当り後意味ありげに8回転だけ枠が点灯するわ、その間中当りが出易くなるわ、保連しなくても早い当りが続くわで大人気に♪(・∀・)
えぇ、そりゃもう私もよく打ちましたよww
そして、パチンコ必勝ガイド1992年12・19号にはこのようなページが登場。
大当り出現率が1/100を切ってます。(汁)
あ、簡単にスペックの説明をしますと、こんな感じです。
これだけを見ますと、大当り確率も高めですし、中々お手頃な台ですよね。
しかし、登場から日が経つにつれ、数々の疑惑が浮上したわけです。
先に書いた連荘の件などもそうですが、大当りに何故か$$$で出て来ない、そのくせ中当り時の左の数字は殆どが$で始まるといった現象も。(汗)
更に、大当りの仕方が、先に登場して大人気となっていたブラボーキングダムに似ていると言う事で、その共通点が挙げられていました。
④と⑤についてはちょっと…www
様々な謎ですが、更に時間が経ってから解析を持って明らかになりますた。
パチンコ必勝ガイド1993年2・7号では、
とのページが登場しまして、大変に目を強烈な引く見出しが!!
一体何のことやら???(汗)
で、この号では解析結果が掲載されているんですが、実はこの時点での解析結果は、後のモノとちょっと違いがあるんですよね。
と言いますのも、その後出たものには、確かグループ移行率が1/13で、大当りを含むグループ内での大当り抽選確率が1/16となってたと思うんですが、メーカー発表は恐らくその確率の合算で1/208となっておりました。
しかし、この号に掲載された内容では、0~207までの大当り抽選用カウンターがあって、スタート入賞時にその数値を取出し、その数値が7の時に大当り、15の時に中当りとなってまして、グループ抽選ではなくて一発抽選となっていたのです。
その為、この号の時点では連荘性を盛り込んでいる部分が見付からず、謎のままとなっておりました。
その後の結論に関しての詳細は、残念ながらその報告がされている号を持っていないので良く覚えていませんが、この普通に見えるカウンターが、どういうわけかグループ化されてしまうと言う事だったんでしょうかね。
中当りに関しては、大当り後8回転まで「15・39・53・73・90・111・198・204」の8つの数値で中当りとなるようプログラム上に書いてあるとあります。
この号に出ていたのは、大当り抽選だけでなく、出目生成方法にも触れてまして、出目生成に関しては当時他のメーカーの機種などでもありましたが、左・中・右用のカウンターがあって、左が0~14までを一周したら中が1増加し、中が一周したら右が1増加というパターンです。
0-0-0⇒1-0-0⇒2-0-0⇒…14-0-0⇒0-1-0⇒1-1-0⇒2-1-0⇒…14-1-0⇒0-2-0⇒… …0-14-14⇒1-14-14⇒…13-14-14⇒14-14-14⇒0-0-0⇒…
そして、このカウンター値を利用して、ハズレ出目や大当り・中当り出目を生成する仕組みも書かれています。
ここで、初めて「$$$での大当りが全然出ない」という疑惑の答えが出ました。
$図柄は数字で言えば14でして一番最後の図柄です。
ちょっとこの図ではイメージし難いので、もっと数字を少なくして説明致します。
例えば、カウンター値が0・1・2の3つだけだとします。
この場合、3×3×3で27通りの数値が出てきます。
数値の進行は、
000⇒100⇒200⇒010⇒110⇒
210⇒020⇒120⇒220⇒001⇒
101⇒201⇒011⇒111⇒211⇒
021⇒121⇒221⇒002⇒102⇒
202⇒012⇒112⇒212⇒022⇒
122⇒222 (⇒000⇒100⇒…)
このようになりまして、出て来た数値を小さい順に並べ直しますと…
000 001 002 010 011 012 020 021 022 100 101 102 110
111 112 120 121 122 200 201 202 210 211 212 220 221
222
この時の、
☆000以上111未満が000の大当り
☆111以上222未満が111の大当り
☆222だけが222の大当り
となるイメージです。
お解り頂けたでしょうか。
これが0から14までに増えたのが出目生成カウンターでして、この例での222と同じように、$$$で当りとなる数値が14・14・14の1つだけしかないのです。
なので、15×15×15通りの内の1つ、つまり3375通りの内の1つだけでしか、$$$を表示させるカウンター値が無いと言う事になり、$$$での大当り出現率は1/3375となったのです。
1/208で1/3375ですから、単純計算で1/702,000と言う事になります。
必勝ガイド編集部近くのC店は、早い段階から無制限絵柄が$$$だったと記事中には書かれていますが、確信犯だとしたらやりますねw
まぁ、確信犯でしょうが。(爆)
あ、保留14個の件ですが、これは実戦結果から大当り後14回転目までの大当り出現率が特出して高いという点から出たモノなんでして、結局これに対する連荘性の結論はこの時出ていませんでした。
後に出た結論は、大当り後の8回転を過ぎた後でも、リーチが掛るまで保留玉を途切れさせる事無く連続回転を続けている限りは、大当り確率が高いグループを維持するというモノだったようです。
それでは、前置きが大変に長くなってしまいましたが、動画です。
パーラーキング 中当り~大当り~大当り後消化動画
あ、これに以前に出た似た機種で「CRうちどめくん」も打った事ありますよw
うちの近所にありましたんで。(懐)